2024-12-22 17:37スポーツ

女性主審が初めて笛=桑井審判員「幸せ」―ラグビー・リーグワン

ラグビーリーグワンで試合をさばく桑井亜乃主審(右奥)=22日、栃木・足利ガスグラウンド

 ラグビー・リーグワンの桑井亜乃審判員(35)が22日、栃木・足利ガスグラウンドで行われた3部開幕節の狭山―昭島で主審を務めた。リーグワンによると、過去のトップリーグや全国社会人大会を含めた国内トップレベルの男子15人制で、女性が主審を担うのは初。
 自身に「行くぞ」と活を入れて臨んだ大役。迷いなく笛を吹き、選手と笑顔で話す場面もあるなどスムーズな進行だった。試合後に取材に応じ、「この舞台に立てて幸せ。歴史的な道を切り開けるようにやってきた。次の女性審判も続いてほしい」と汗を拭った。
 今夏のパリ五輪では7人制の主審などを担当し、選手でも審判でも五輪に参加したのはラグビー界初となった。着実に階段を上る中、「今後は2部、1部と挑戦したい。女性でも上を目指せるということを知ってもらいたい」と胸を張った。 
[時事通信社]

グラウンドに入場する桑井亜乃主審=22日、栃木・足利ガスグラウンド

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