接戦で最強証明=佐久長聖、厚い選手層―全国高校駅伝
接戦だったからこそ、喜びもひとしおだった。連覇を遂げた佐久長聖の浜口主将は「今年は最後の競り合いで勝つような、最強のチームを証明できた」。前回大会でマークした大会記録の更新こそならなかったが、選手層の厚さでライバル校を上回った。
3区で流れをつかんだ。前回5区で区間賞の佐々木が36秒差を逆転してトップに。首位を明け渡した後の5、6区は大牟田と一進一退の展開だったが、「しっかり予想はしていた。慌てることなく勝ち切れた」と最終7区の石川。2秒差の2位でたすきを受けると、残り1.5キロを切ってから一気にスパート。はつらつとした走りで後続を振り切った。
5000メートル13分台の選手を5人そろえて臨んだ今大会。昨年優勝を味わった選手がいることも自信となり、浜口は「各区間で競り勝てば最後も勝てる」。経験豊富な3年生が7区間中6区間を担い、勝負強さが際立った。
3年生が卒業した後の来季は一層真価が問われる。「3連覇や、さらなる高みを目指して頑張ってほしい」と浜口。黄金期の到来を期待した。
[時事通信社]
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