出塁率、強打備えた盗塁王=金字塔打ち立てたヘンダーソンさん―米大リーグ
快足と強打で躍動したヘンダーソンさん。「私のユニホームが汚れていなければ、試合で何もしていないということ」。そんな思いで大リーグで44歳までプレーを続け、輝かしい記録を打ち立てた。
1991年、ルー・ブロックが持っていたメジャー最多記録を更新する939盗塁目を決めると、三塁ベースを引き抜いて頭上に掲げた。最終的に積み上げた盗塁数は1406。今秋死去したピート・ローズの歴代最多4256安打と同様、今後もまず破られないだろう金字塔となっている。
珍しい左投げ右打ちの1番打者として相手に脅威を与え続けた。先頭打者本塁打は歴代最多の81本。2190四球はバリー・ボンズに抜かれるまでトップで、メジャー通算の出塁率は4割超。打たせても歩かせても怖い、まさに最高のリードオフマンで、大リーグ最多の2295得点も勲章の一つだ。
育った地でもあるカリフォルニア州オークランドが拠点のアスレチックスで大リーグのキャリアをスタート。現役時代に最も長い時間を過ごした。本拠地グラウンドを「リッキー・ヘンダーソン・フィールド」と名付けたこともある同球団は21日の声明で、「間違いなくオークランド史上最も伝説的な選手」と功績をたたえた。
アスレチックスはラスベガスへの移転を決定。オークランドでの最後のシーズンとなった2024年の年の瀬に、大きな足跡を残した「マン・オブ・スチール」が旅立った。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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