サルコジ元大統領に1年の監視刑=汚職事件で上告退け―仏最高裁
【パリ時事】フランス破棄院(最高裁)は18日、判事が絡んだ汚職事件で贈賄罪などに問われたサルコジ元大統領(69)の上告を退ける決定を下した。一、二審の有罪判決が確定し、サルコジ氏は1年間、電子ブレスレットを装着して司法の監視下に置かれる。
AFP通信によると、大統領経験者が監視刑に服するのは初めて。サルコジ氏はSNSへの投稿で「完全に潔白だ」と主張し、欧州人権裁判所(仏ストラスブール)に申し立てると表明した。
判決によれば、サルコジ氏は大統領退任後の2014年ごろ、自らの不正疑惑に関する捜査情報を聞き出そうと、当時現職だった判事に利益供与を持ち掛けた。21年の一審判決で禁錮3年(うち2年は執行猶予付き)が言い渡され、23年の二審で控訴が棄却された。実刑の1年は自宅でのブレスレット監視に代替される。
[時事通信社]
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