独下院、ショルツ首相信任否決=来年2月解散総選挙へ
【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院、現定数733)は16日、ショルツ首相の信任投票を実施し、賛成207票、反対394票、棄権116票で否決した。可決には賛成367票が必要だった。ショルツ氏は同日、シュタインマイヤー大統領に議会解散を提案。来年2月23日の総選挙実施への道が整った。
ショルツ政権は今年11月、3党連立の一角が崩れたことで少数与党体制に陥り、解散総選挙に追い込まれた。ショルツ氏は投票に先立って議会で演説し、「選挙によって市民は政治的に進むべき道を決めることができる」と強調した。
信任投票は基本法(憲法に相当)に基づいて、前倒し選挙に道を開く手続き。信任が得られなかった首相の提案を受けて、大統領が21日以内に議会を解散できると規定。その後60日以内に総選挙が実施される。
採決では、ショルツ氏率いる社会民主党(SPD)の出席議員全員が賛成票を投じた。連立相手の緑の党は棄権を選択。最大野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立を離脱した自由民主党(FDP)は全員が反対した。
シュタインマイヤー氏は、与野党が合意した2月23日の選挙日程を確認済み。今週、各党代表と改めて面会した上で、早ければ年内にも解散を最終決定する見通しだ。
[時事通信社]
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