落選者、執行部を批判=衆院選大敗、石破首相「私の責任」―自民
自民党は8日、先の衆院選で落選した前議員ら向けの懇談会を党本部で開いた。派閥裏金事件を受けて非公認となった候補側への2000万円支給など執行部の対応に、多くの出席者から批判や不満の声が出た。
石破茂首相(党総裁)は冒頭、衆院選大敗について「大変に厳しいご審判をいただいた。私の責任だ」と謝罪。落選者に関し、次期衆院選の公認候補予定者となる支部長を今月中に決める方針を示した。
2000万円支給は選挙戦終盤に発覚し、世論のさらなる反発を招いたとの指摘が根強い。席上、森山裕幹事長ら執行部から明確な回答はなかったという。
下村博文元政調会長は懇談会後、記者団に対し「2000万円問題がなければ、自民党はもっと議席を維持できた」と語った。衛藤征士郎元衆院副議長は、裏金事件について「(総裁が)終結宣言をすべきだ」と訴えた。
懇談会には高木毅元国対委員長、丸川珠代元五輪相ら落選者約100人が参加し、約2時間半行われた。
[時事通信社]
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