ＧＫ好守から大量得点へ＝川崎、因縁の相手に雪辱―ＡＣＬＥサッカー
川崎にとって山東は、昨季のＡＣＬで８強入りを阻まれた苦い記憶がある。因縁の相手にピンチもありながら無失点に抑えて４ゴール。雪辱を果たし、１６強入りに近づく勝ち点３をつかんだ。
開始早々に迎えた最初のチャンスだった。長い縦パスからのボールを回収するとパス２本とエリソンの突破でゴール前へ。瀬川の放ったシュートのこぼれ球をマルシーニョが押し込んで、あっという間に先制した。
大量得点につながる活躍を見せたのは、ＧＫ鄭成龍だ。１点リードの前半に２度続けてスーパーセーブでピンチを救い、「あのプレーがなければ、どうなっていたか分からない」と鬼木監督。後半にも１対１の決定機を難なく止めてみせ、相手にペースを渡さなかった。
激しいプレスで迫り、どんどん前進していくサッカーは、鬼木監督が植え付けてきたスタイルそのもの。「アグレッシブで、きょうのようにいっぱい点が取れるようなサッカーを見せたい」と指揮官。最後の指揮となるＪ１リーグ最終節の福岡戦で再現を誓った。
［時事通信社］
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