女性従業員と交際トラブルか＝重体の男、ＳＮＳで自殺予告も―北海道警
札幌市の繁華街ススキノにある商業ビルで起きた火災で、やけどを負った２０代女性が意識不明の重体で搬送された男（４１）と交際をめぐってトラブルになり、警察に相談していたことが２８日、捜査関係者への取材で分かった。男がＳＮＳ上で自殺をほのめかすような投稿をしていたことも判明。北海道警は現住建造物等放火容疑で男の自宅を捜索するなどして調べている。
火災は２６日午後３時２０分ごろ発生。同ビル２階のガールズバーが火元とみられ、男と従業員の２０代女性のほか、客とみられる３０代と５０代の男性もやけどを負った。
捜査関係者によると、男と２０代女性は以前交際しており、７日夜に女性から「彼氏と別れ話でもめた」と交番に相談があった。男からの暴力行為が確認されたため、警察の説得で女性は８日に同居を解消した。
男はＳＮＳ上で自殺をほのめかす投稿をしており、訪れて口頭注意した警察官に「反省している。死ぬつもりはない」と話していた。道警は交際トラブルが背景にあったとみて、女性らの回復を待って詳しい話を聴く方針。
［時事通信社］
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