2024-11-28 11:01政治

臨時国会が召集=石破政権、初の本格論戦へ

 第216臨時国会が28日召集された。石破茂首相が就任後初めて衆参両院の予算委員会に出席し、野党との本格論戦に臨む。自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の再改正と、総合経済対策の裏付けとなる2024年度補正予算案の成立を目指す。衆院選で大敗し、少数与党に陥った石破政権は苦しい国会運営を迫られそうだ。会期は12月21日までの24日間。
 首相は28日、首相官邸で記者団に「より丁寧に各党の意見を聞きながら国会を運営していきたい」と述べ、まずは補正予算案の成立に全力を挙げる考えを表明。立憲民主党の野田佳彦代表は党会合で「衆院選で自公を過半数割れに追い込むことができた。その結果、どういうことが起きるのかを国会活動を通じて国民に示したい」と語った。
 首相の所信表明演説は召集翌日の29日、衆参両院での代表質問は週明け12月2~4日に実施。5日に衆院、6日に参院で首相と全閣僚が出席する予算委が開かれる。衆院予算委員長は立民の安住淳氏が務める。審議が野党ペースで進む可能性がある。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画