2024-11-27 19:45

衛星「みちびき」6号機公開=今年度中の打ち上げ―三菱電機

 三菱電機は27日、2024年度中の打ち上げを目指す測位衛星「みちびき」の6号機の完成機体を同社鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で公開した。
 「みちびき」は数センチ単位の精密測位ができる日本版GPS(全地球測位システム)を実現する衛星で現在、4機体制で運用されている。
 政府は25年度までに5~7号機を打ち上げて計7機体制とし、米国のGPSなどに頼らないシステムを目指す。 
 6号機は太陽電池パネルを広げた全長が約19メートル、機体の重さは約1.9トン。赤道上空約3万6000キロに静止して、距離測定機能の向上を図る。
 開発費は5~7号機で計約1000億円。将来的にはバックアップも含めた11機へ拡張させるという。
 三菱電機の市川卓・宇宙システム事業部長は「日本の測位インフラとして非常に重要な衛星。打ち上げに向け作業を頑張っていきたい」と意気込みを語った。
[時事通信社]

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