割り切りと三振減で勲章=ソフトバンクの近藤「もっと技術磨く」―プロ野球
好打者がついに最高の勲章を手にした。プロ13年目で初の首位打者に輝き、パ・リーグMVPに選ばれたソフトバンクの近藤。「いつか取りたいと思っていた。光栄に思うし、もっと精進して自分の技術を磨きたい」と表情を緩ませた。
「投高打低」が顕著だった今季、打率3割1分4厘をマーク。パではただ一人、3割を超えた。「ある程度割り切り。打ちたいという欲を抑えつつ、いい球を待ちながら打席に入っている」。高い出塁率が示している選球眼の良さを生かしながら、快音を響かせ続けた。
三振が昨季の117から76に減ったことも高打率の要因。4厘差で首位打者を逃した昨季の悔しさから、「転がしておけば2、3本は安打が増える。追い込まれたらしっかりコンタクトしていく」ことを意識したという。
リーグ優勝目前の9月中旬に右足首捻挫で離脱。クライマックスシリーズで復帰したものの、日本一を逃した。「悔しい部分も多い。来年以降、それを晴らせるシーズンにしたい」。来オフは喜び一色にしようと思っている。
[時事通信社]
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