東京消防庁職員ら10人書類送検=オンラインカジノで賭博容疑―警視庁
オンラインカジノで賭博行為をしたとして、警視庁保安課は26日、賭博容疑で、東京消防庁石神井消防署の消防副士長の男(35)=東京都小平市=ら20~60代の男女10人を書類送検した。いずれも容疑を認めているという。同課は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
同課によると、10人は全員客で、「ビットカジノ」「スポーツベットアイオー」などの海外カジノサイトに暗号資産で賭け金を入金。同課は暗号資産の追跡ツールを使い、入金の流れを特定した。追跡ツールを利用して客を摘発するのは全国初という。
警視庁などは昨年9月、入出金システム「スモウペイ」の運営者を常習賭博ほう助容疑で摘発。捜査の結果、全国約130人が海外カジノサイトに賭け金を入金していることが発覚した。今回同課が摘発した10人を含め、24都府県警が客57人を書類送検している。
同課によると、10人はいずれも賭博による損失があった。消防副士長の男は1億4000万円をカジノサイトに入金し、3000万円の損失が出たという。
送検容疑は昨年4月~今年9月ごろ、スマートフォンなどから海外カジノサイトにアクセスし、バカラやサッカーの勝敗予想などの賭博行為をした疑い。
[時事通信社]
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