若き日本、成長示せず=守備の課題露呈―ラグビー日本代表
ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の復帰初戦で顔を合わせたイングランドとの5カ月ぶりの対戦。若き日本は今年最後の試合で成長を示したかったが、再び実力差を見せつけられた。
スクラムやモールで押され、相手のパワーとパスさばきに対応できず、防御ラインを簡単に破られた。後半の序盤は攻勢に出たものの、ミスで好機をつぶし、ラインアウトでも次々とボールを奪われた。8万人超えの大観衆が集まった敵地で計9トライを献上。45点差の大敗を喫した。
防御の課題を改めて露呈し、後半途中から入ったバックスの梶村は「どこでボールを取るのかプランもあまりなくて、ディフェンスのゴールが見えない」。昨年のワールドカップ(W杯)フランス大会で主将を務めたフランカー姫野は「みんなが良いビジョンを持って取り組めていない感じがする」と指摘した。
「超速ラグビー」を掲げて攻撃面を重視し、若返りを進めながら強化してきたが、今年のテストマッチは4勝7敗。結果に結び付かず、ジョーンズHCは「特に伸びた成長点もなければ、ひどくなったところもない。プロセスを信じて、やり続けることが大切」と総括した。(ロンドン時事)
[時事通信社]
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