地元長野で納得の滑り=小島、表彰台あと一歩―W杯スケート
地元長野で意気揚々と迎えたW杯開幕戦だった。男子1000メートルの小島は、「自分の動きに意識を集中させた」。初日の500メートルで転倒した悔しさは引きずらなかった。
実力者のデュブルイユ(カナダ)と同走になり、「胸を借りる気持ちで伸び伸びやろうと思った」。最初の200メートルは全体9番目のタイムながら、北京五輪銀メダリストの背中を追った。1分8秒54の好タイムをマークし、両手を突き上げ喜んだ。
主戦場とする500~1500メートルには、ストルツ(米国)が壁となって立ちはだかる。この日の1000メートルも制した相手とは以前から食事を共にする仲だといい、「すごく刺激を受けている」。しなやかなフォームなど学ぶ部分は多い。
0秒11の差で地元での表彰台は逃したが、「ここで乗ったら満足して、ずるずるいっちゃうところもあったかと思う」。前向きに捉えて、26歳は精進を続ける。
[時事通信社]
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