日本、つないで先制攻撃=一回に3点奪う―野球プレミア12
長距離打者のいない日本が、つなぎの打撃で主導権を奪った。一回1死から2番小園が初球を捉えて右中間への二塁打で出塁すると、打線が機能し始める。続く辰己は、追い込まれてからの変化球を逆方向に打ち返し、左翼フェンス直撃の先制二塁打を放った。
「初回にいい形で先制点が取れてよかった」と辰己。4番森下はコンパクトなスイングで中前への適時打を放ち、栗原と牧は四球を選んで満塁。7番源田の併殺崩れの間に3点目を奪った。
本塁打王の獲得経験がある村上(ヤクルト)、岡本和(巨人)といった強打者が、けがで今回のメンバーには入っていない。井端監督の口から「ホームランバッターが全員いなくなるのは痛い」と本音が漏れたことも。それでも、1次リーグB組では5試合で2本塁打ながら、最多の36得点を挙げて1位で勝ち上がった。
井端監督が、つなぐ打線のキーマンに挙げたのは「全員」。日本の打線で、強引なスイングをする選手は見当たらない。
[時事通信社]
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