大谷、満票で3度目MVP=両リーグでの受賞は2人目―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグの今季最優秀選手(MVP)が21日に発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平(30)が満票で選出された。2年連続3度目で、指名打者(DH)に専念した選手の受賞は史上初。3度の受賞は歴代2位タイで史上12人目。
全米野球記者協会の記者30人による投票で、全員が大谷に1位票を入れた。大谷はア・リーグのエンゼルスに在籍した2021年と23年にも満票で選出されており、両リーグでの受賞は1960年代に選出されたフランク・ロビンソン以来2人目。異なるリーグでの2年連続は初めて。
大谷は昨年受けた右肘手術の影響で投手としてプレーせず、DHに専念。54本塁打、130打点で2冠に輝き、59盗塁も記録して史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」を達成した。
アのMVPには58本塁打、144打点で2冠に輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジが満票で選ばれた。2年ぶり2度目。
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◇大谷の今季の主な表彰や活躍
◇ナ・リーグ最優秀選手
2年連続3度目の選出。指名打者専任の受賞者は初。両リーグで受賞は史上2人目。
◇史上初の同一シーズン「50本塁打、50盗塁」
9月19日のマーリンズ戦で3本塁打を含む6打数6安打10打点、2盗塁の活躍で一気に「50―50」達成。最終的に54本塁打、59盗塁を記録。
◇ワールドシリーズ制覇
自身初めてプレーオフを経験し、ドジャース4年ぶりの世界一に貢献。
◇ナ・リーグ本塁打王
54本を放ち、ア・リーグのエンゼルス所属だった昨季に続き獲得。
◇ナ・リーグ打点王
130打点で日本勢初の獲得。
◇ハンク・アーロン賞
攻撃面で最も顕著な活躍を見せた打者に贈られる。2年連続受賞で、両リーグでの選出は史上初。
◇エドガー・マルティネス賞
両リーグを通じた最優秀指名打者に贈られる。メジャー史上2人目の4年連続受賞。
◇シルバースラッガー賞
攻撃面で顕著な活躍をした選手をポジション別に選出する。3度目の受賞で、日本勢最多のイチローに並ぶ。
◇オールMLBチーム
レギュラーシーズンの成績を基に選ばれ、指名打者部門でファーストチーム入り。
◇選手会ナ・リーグ最優秀野手
ア・リーグで過去2度選出されており、今回が3度目の受賞。
◇9月の月間最優秀選手
打率3割9分3厘、10本塁打、32打点、16盗塁を記録し、ドジャース移籍後初受賞。通算5度目。
◇今季4度の週間最優秀選手
エンゼルス時代を含めて通算11度の受賞。
◇正力松太郎賞特別賞
プロ野球の発展に功績があった人物に贈られる。大リーグ史上初の「50―50」達成などが評価され、2年連続3度目の受賞。
[時事通信社]
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