2024-11-21 22:18スポーツ

「最後」の代表戦で躍動＝比江島、攻守で救う―バスケット男子

アジア杯予選・モンゴル戦の第２クオーター、シュートを決める比江島＝２１日、日環アリーナ栃木

　４年後のロサンゼルス五輪を見据え、新たな戦力を多く選出して臨んだ一戦。連係ミスもあり、格下相手にもどかしい展開が続く中、チームをけん引したのは経験豊富な比江島だった。
　３点シュート２本を含む１８得点、ドリブルでゴール下に切り込み３アシスト。守備でも体を張って３スチールをマークした。１１月の２試合で主将を任されたベテランは「勝ち切れたのが一番うれしかった」と頬を緩めた。
　長年にわたり日本代表を支えた３４歳。今回の活動を前に「代表は最後にしようと思う」と決意を口にした。「今は（周りに）負ける気はさらさらないが、自分が３７、３８歳になったときにスピードを重視したバスケに僕がいるより、若い選手が入った方がいい」。ロス五輪を目指すイメージは湧かないという。
　所属先のホームタウンである宇都宮で存在感を示し、試合後には誰よりも大きな歓声を浴びた。「特別な場所でいいプレーができた」と感慨深げな比江島を、ホーバス監督は「きょうのマコ（比江島）は最高だった」とたたえた。
［時事通信社］

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