自分の相撲、貫き給金=尊富士、存在感じわり―大相撲九州場所
3月の大阪で鮮烈な輝きを放った実力者が、11月の九州でも存在感を増している。返り入幕の尊富士は明生を厳しく攻めながら前進。いなされても動じず、押し倒した。6日目からの5連勝で給金。「(相手も)すごい圧力があった。必死にやった」。顔についた血が、激闘を物語っていた。
110年ぶりの新入幕優勝を遂げた3月の春場所以来となる幕内の土俵。「何も変わらない。やることをやるだけ」。平常心を強調する言葉とは裏腹に、土俵では硬さが見えた。初日は新入幕の朝紅龍をはたいて勝ち、翌日は時疾風に完敗した。
目を覚ましたのは、2日目の夜にかかってきた電話がきっかけ。「何で当たらないんだ。当たる稽古をしているんじゃないのか」。休場中の兄弟子、横綱照ノ富士からの叱咤(しった)激励に「自分らしい相撲を取って、お客さんを喜ばせたい」と奮起。原点に立ち返り、本来の鋭い出足が戻ってきた。
「(優勝を)争っていると思っていない」と話すが、トップとは1差。賜杯を抱いた経験のある尊富士が、番付下位から終盤戦を熱くする。
[時事通信社]
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