財務長官人事が混迷=側近対立、元FRB理事の名も―次期米政権
【ワシントン時事】トランプ次期米政権の要となる財務長官人事が混迷している。有力視されていた投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏と、米投資銀行トップのハワード・ラトニック氏の2候補を巡って、トランプ氏の「側近」同士の対立が表面化。米メディアは18日、トランプ陣営は連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ元理事らも候補として検討し始めたと報じた。
当初は、トランプ氏が経済的な知見を高く評価していたベッセント氏がレースをリードしていると思われていた。しかし、政権移行チーム共同議長を務めるラトニック氏が巻き返しを図り、影響力を強めている実業家のイーロン・マスク氏や、厚生長官に指名されたロバート・ケネディ・ジュニア氏がSNSへの投稿でラトニック氏支持の意向を示した。
内輪もめが公になる中、陣営は他の候補も物色し始めた。ブルームバーグ通信によると、トランプ氏の政権移行チームはウォーシュ氏を財務長官、ベッセント氏をホワイトハウスで経済政策のかじ取り役を担う国家経済会議(NEC)委員長とする案を検討している。ただ、ベッセント氏は同委員長ポストの提案に対し、誰が財務長官か分かるまでは受けないとトランプ氏に伝えたという。
ブルームバーグは、ウォーシュ氏が数日以内に、トランプ氏の南部フロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で同氏と面談すると報じた。このほか米メディアは財務長官候補として、米有力投資ファンド、アポロ・グローバル・マネジメントのマーク・ローワン氏や、トランプ氏の1期目に駐日大使を務めたハガティ上院議員(共和党)らの名前を挙げている。
[時事通信社]
最新ニュース
-
石破首相、ウクライナ支援継続を伝達=ゼレンスキー氏と電話会談
-
NHK、専任局長ら停職処分=規則に反し機密情報共有
-
電車内窃盗、情報持ち出し=男性調査官を停職処分―東京国税局
-
日中外相、意思疎通強化で一致
-
「できる証明をしたい」 プロ野球
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕