鍵山、堂々の首位発進=連戦の疲れ見せず―GPフィギュア
鍵山が堂々の滑りで首位発進を決めた。冒頭の4回転サルコーでは出来栄え点(GOE)で3.74点を引き出すと、4回転―3回転の連続ジャンプ、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もきれいに着氷。ステップ、スピンでは全てで最高難度のレベル4を獲得した。
優勝した前週のNHK杯のSPより、わずかに点数は低かったが103.97点。「ほとんどの試合で(合計)300点を超えたいという目標がある。100点を超えたのは大きい」と手応えを語った。
2週連続のGP出場。日本からの移動や時差はあっても休まず練習を重ねた。11日は国内のリンクで夕方まで滑ってからフィンランドに出発。厳しい日程でもきっちり調整して本番に合わせ、「NHK杯の時と同じくらいの自信とコンディションで臨めている」。
2位に10点以上の差をつけ、GP連勝でのファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出も見えてきた。NHK杯のフリーでは冒頭の4回転フリップで転倒があった。「タイミングやスピード感、リズムに気を付けながらやりたい」。結果も内容も求めていく。(ヘルシンキ時事)
[時事通信社]
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