流れ引き寄せた柴原=日本、ファイナル初勝利―女子テニス国別対抗戦
シングルス第1試合を落とし、追い込まれた日本。負ければ敗退の同第2試合で、世界ランキング135位の柴原が流れを一変させた。「チャレンジが好き。怖くなかった」。世界73位の格上が相手でも強気だった。
第1セットは5―4の第10ゲームで初めてブレークに成功して先取。第2セットは先にブレークを許すも、第6ゲームで相手サーブを破った。ラリー戦で厳しいコースを突き、多彩なショットを織り交ぜて打ち勝った。
2022年の全仏オープン混合ダブルスを制すなど、ダブルスで実績十分の柴原。今季は全米オープンで四大大会初勝利を挙げるなどシングルスで飛躍し、今大会は故障で欠場した大坂なおみの代わりに選出されて躍動した。
その勢いに乗ったダブルスの穂積は「シングルスのエネルギーをもらって試合に入れたのが大きかった」。ファイナルで記念すべき日本の初勝利。選手たちは誇らしげに日の丸を掲げた。(マラガ時事)
[時事通信社]
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