サッカー公式戦で「手話応援デー」=福島県〔地域〕
福島県は、障害の有無にかかわらずスポーツに親しむことができる社会づくりのため、サッカー公式戦で「手話応援デー」を実施した。来年のデフリンピックのサッカーの試合が県内で開催されることを記念した取り組みで、多くの人に手話に触れてもらうのが狙い。
スポーツ課によると、いわき市で開催された地元のプロサッカーチーム「いわきFC」の試合に、県立聴覚支援学校から児童を招待。場内アナウンスなどの手話通訳を交えて試合を観戦してもらった。さらに、選手による手話応援動画を配信し、ハーフタイムには会場全体で手話による応援を行った。デフサッカー体験教室や手話体験ブースなどの催しも開いた。
参加した中村孔星さん(8)は「初めてサッカーの試合を見た。聞こえないときもあるので(手話通訳が)いて良かった」と話した。県の担当者は「これをきっかけにデフスポーツや共生社会が盛り上がってほしい」と期待を込めた。
[時事通信社]
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