トランプ氏と関係構築急ぐ=石破首相「日米同盟高みに」―政府、負担増要求を警戒
米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利を受け、日本政府は石破茂首相と首脳レベルでの信頼関係構築を急ぐ考えだ。同盟強化の路線に変化はないとみているが、防衛費などの負担増を求めてくるのではないかと警戒を強めている。
首相は6日午後、首相官邸で記者団に「心からお祝いを申し上げる。日米同盟をさらなる高みに引き上げていきたい」と述べた。「トランプ氏と接点を早急に持つべく努力をしていきたい」とも語り、早期の会談実現に意欲を示した。
トランプ氏に、首相は同日、「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、緊密に連携していきたい」と祝意を伝えるメッセージを出した。近く電話会談も行いたい意向だ。
首相はブラジルで18日から開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席。政府関係者は、帰国途中に米国に立ち寄り、トランプ氏との初顔合わせを目指す考えを示した。
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