国交相に公明・中野氏=農水相は江藤氏―石破首相調整
石破茂首相は国土交通相に公明党の中野洋昌衆院議員(46)を充てる方向で調整に入った。斉藤鉄夫国交相の公明代表就任を踏まえた人事。衆院選で落選した小里泰弘農林水産相の後任は自民党の江藤拓元農水相(64)の起用で調整している。複数の政府・与党関係者が5日明らかにした。
衆院選で落選した牧原秀樹法相の後任には鈴木馨祐元外務副大臣(47)を抜てきする意向。首相は11日召集の特別国会で首相に再指名されれば、第2次石破内閣を速やかに発足させる。3氏以外の閣僚は続投させる方針だ。
中野氏は国交省出身で、衆院兵庫8区選出の当選5回。40代で就任すれば公明の閣僚としては異例だ。公明は衆院選で石井啓一代表らが落選するなど打撃を受けており、党内で刷新感を出す必要があるとして中野氏を推す声が強まった。
江藤氏は衆院宮崎2区選出の当選8回。副大臣や自民農林部会長を務め、農政に通じる。2019年に安倍政権で農水相を務めており、再登板となる。
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