43歳和田、すっきりと=決断に迷いなし―プロ野球・ソフトバンク
会見中は終始、すっきりとした表情だった。和田は2019年には引退が頭をよぎっていたという。それから5年。「振り切り過ぎているくらい(現役を)やれた」。心残りは全くなかった。
今年2月に43歳となり、体の不調に苦しんだ。小久保監督から今季の開幕ローテーションを任せると伝えられたが、けがで調整が遅れた。ポストシーズン直前にも左脚を痛め、「体がぼろぼろだった」と明かした。
ただ、ベテラン左腕は40歳を超えても衰え知らずだった。昨季はチーム2位の8勝。「いつ辞めてもいいと思ってプレーしていたからこそ、進化できた」。球団は来季も契約を結ぶ意向を示していたが、「野球以外の引き出しも増やしたい」との考えから、きっぱり決断した。
「真剣勝負の場だから」と、シーズン中の引退試合は断った。チームメートにも、日本シリーズが終わるまで引退を伝えなかった。「自分が引退するから頑張ろう、という空気には絶対にしたくなかった」。負けん気の強さは、最後まで健在だった。
[時事通信社]
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