辰己、内容伴う適時打=言動もはつらつ―侍ジャパン
初めて選ばれた侍ジャパンのトップチーム。辰己はプレーも言動もはつらつとしていた。練習試合で2本の適時打を放ち、「まずは(試合に)出られるように。いいアピールになった」とうなずいた。
絶好機で積極性が光った。1―0の五回。3連続四球で無死満塁となった直後の初球を引っ張り、追加点をもたらした。
さらに七回。特別ルールによりベンチに下がってから再び代走で出た五十幡を一塁に置いて打席へ。ストライクを2球見逃し、直後のボール球での二盗を呼び込むと、左中間三塁打で本塁にかえした。接戦で生きそうな攻撃に、井端監督は「あの打席は非常に内容があった」。今季パ・リーグ最多安打に輝いた好打者は「追い込まれることに嫌な感じはない。追い込まれた後の対応の練習もできる」と平然と話した。
普段から独特の発言が目立つ外野手。合宿中は毎日のウエートトレーニングを重視しているそうで、「なりたい自分に向けてやっている。来季はキャンプインで(体重)100キロまで持っていきたい」と冗談めかす余裕も見せる。国際大会を前にしても重圧とは無縁のようだ。
[時事通信社]
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