女性初の南極越冬隊長=極地研の江尻准教授、来年秋出発
南極地域観測統合推進本部の総会が28日、文部科学省で開かれ、国立極地研究所の江尻省准教授(51)が第67次観測隊の副隊長兼越冬隊長に決まった。女性の越冬隊長は初めて。来年秋に出発し、2027年春に帰国する予定。
江尻さんの専門は超高層大気科学。京都市に生まれ、静岡大を卒業して名古屋大大学院で博士号取得。国立環境研究所や米ユタ州立大、京都大生存圏研究所を経て09年に極地研に入った。51次夏隊員と58次越冬隊員を経験している。
江尻さんは総会後、「非常に重い任務と感じており、国内からの支援を受けつつ頑張っていきたい。ようやく南極観測も越冬に至るまで、(男女の別なく隊長を務める)そういう時代になった」と話した。
67次隊の隊長は北海道大の青木茂教授(58)に決まった。
一方、12月に出発する66次隊は、東京大の原田尚美教授(57)が女性で初めて隊長を務める。原田さんは60次隊では女性初の副隊長(兼夏隊長)を務めた。
[時事通信社]
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