2024-10-28 03:12政治

安倍派「5人衆」が明暗=萩生田氏ら死守、高木氏落選【24衆院選】

 衆院選では自民党派閥裏金事件で政治責任を問われた旧安倍派の有力議員「5人衆」の明暗が分かれた。東京24区の萩生田光一元政調会長ら4人が当選する一方、公認を得られず無所属で出馬した福井2区の高木毅元国対委員長は落選した。
 高木氏は福井県敦賀市で記者団に「信頼回復に努める。今後の活動は白紙だ」と述べた。
 5人衆では兵庫9区の西村康稔元経済産業相、和歌山2区の世耕弘成前参院幹事長、千葉3区の松野博一前官房長官が議席を勝ち取った。ただ、事件の影響は大きく、旧安倍派では東京11区の下村博文元政調会長、東京7区の丸川珠代元五輪相、大分2区の衛藤征士郎元衆院副議長も議席を失った。
 旧二階派で非公認だった東京17区の平沢勝栄元復興相は議席を守った。
 自民では比例代表の73歳定年制で重複立候補できなかった甘利明元幹事長が神奈川20区で落選した。一方、立憲民主党の小沢一郎氏は岩手3区で勝利し、初の敗北を喫した前回の雪辱を果たした。 
[時事通信社]

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