ドジャースのフリーマン、史上初の劇的弾=米大リーグ
ドジャースのフリーマンは初球を振り抜くと本塁打を確信。バットを持った右手を高々と掲げ、打球が右翼席に吸い込まれるのを見届けた。追い込まれた十回2死で打席に立ち、ワールドシリーズ史上初の満塁サヨナラ弾。「これ以上ないほどいい気分だ。しかも歴史の1ページを刻むことができるなんて、格別な思い」。ロバーツ監督は「こんなことが現実に起こるとは信じられない」と驚きを隠せなかった。
レギュラーシーズン終盤に右足首を負傷し、痛みを抱えながらプレー。リーグ優勝決定シリーズまでのプレーオフ8試合では長打なしだった35歳のベテランが、土壇場で底力を発揮した。
1988年ワールドシリーズでは、ドジャースタジアムでの第1戦で故障を抱えていたギブソンが代打逆転サヨナラ2ラン。球団史に刻まれるそのドラマを再現するような展開で、ドジャースがまず貴重な1勝を手にした。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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