新たな扉開けた河村=環境に順応、信頼得る―NBA
身長173センチの河村がグリズリーズの一員として世界最高峰リーグのコートに立った。日本選手初のNBAプレーヤーで、173センチの田臥(現宇都宮)がサンズでデビューしてから20年。小柄なポイントガード(PG)の系譜を受け継ぐ23歳が、新たな扉を開けた。
田臥と、マーベリックスと契約した経歴を持つ167センチの富樫(千葉J)に憧れた。「あのサイズでNBAに挑戦された2人の背中を見てきた。僕もそれを紡いでいく」と言って決めた挑戦。目標とするNBA本契約へ一歩を踏み出した。
河村の強みはどんな環境にも順応し、自分のペースでプレーできること。渡米後は、華麗なノールックパスや身長差を感じさせない献身的な守備でアピール。数年前から英会話を猛勉強しており、周囲と積極的に対話してエースPGのモラントらチームメートの信頼を得た。
開幕前、NBA入りが保証されない「エキシビット10契約」から「2ウェー契約」にステップアップ。米メディアによれば、その背景にはチームへのモラントの進言もあったという。
「(小柄な)子供たちがバスケットを始めるきっかけや、頑張れる原動力になりたい」と言う河村。日本バスケット界の夢を背負い、さらに挑戦を続ける。
[時事通信社]
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