2024-10-22 18:35スポーツ

揺るぎない王者ソフトバンク=小久保監督「四つ勝つだけ」―プロ野球日本シリーズ

優勝インタビューの後、声援に応えるソフトバンクの小久保監督=9月23日、京セラドーム

 プロ野球の日本シリーズが26日に開幕する。4年ぶりの日本一奪還を目指すパ・リーグ王者のソフトバンクに、セ・リーグ3位から勝ち上がったDeNAが挑む。2017年以来となる対戦に、両チームが闘志を燃やしている。
 クライマックスシリーズ(CS)で一足先に日本シリーズ進出を決めたソフトバンク。就任1年目の小久保監督は、21日の最終戦までもつれたセのCSファイナルステージを、テレビにかじりついて観戦した。「集中して見る。外食の予定も入れないから」。日本一を争う相手の研究を何よりも優先した。
 注目したのは「この場面でどういう采配をするか、どういう(守備の)ポジショニングをするか」。指揮官の視点で、セの野球を分析した。打撃のいいDeNAには「牧から始まる2、3、4番は強力。宮崎の5番も」と警戒を強める。
 シーズンでは交流戦しか対戦しない相手。22年までの9年間、DeNAでプレーした捕手の嶺井をメンバー入りさせる。小久保監督は「選手の力量や、投手の性格と打撃力を聞く」。精度の高い情報を手に入れ、戦いに役立てるつもりだ。
 4番起用が見込まれる山川は、プロ11年目で初の日本シリーズ出場。セの投手に対するイメージは湧きづらいと言うが、「来た球を打つ、という原点に戻る。一打席一打席が勝負」と意気込む。
 チームは18、19、20年に出た日本シリーズで、18年の第3戦から12連勝。大舞台で無類の強さを誇るが、小久保監督は「連勝とかはいい。四つ勝つだけ」。シーズンを独走で制した王者らしく、揺るぎなく構える。 
[時事通信社]

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