古川、現役引退を表明=五輪6大会連続出場―アーチェリー男子
アーチェリー男子で五輪6大会に連続出場した古川高晴(40)=近大職=が21日、現役引退を表明した。大阪府東大阪市にある母校の近大で記者会見に臨み、「多くの方のおかげでここまで競技を続けられた。25年間、成長し続けたことが誇り」と感慨深げに話した。
五輪では、2012年ロンドン大会で個人銀メダル、21年東京大会は個人と団体で銅。今夏のパリ大会は個人、団体ともメダル獲得はならず、「最近は国際大会でいい成績を収められなかった。私が代表の座にいるより、他の若い選手に経験を積んでもらいたい」と決断の理由を明かした。
25日からの全日本選手権が現役最後の舞台。今後は近大のコーチとして後進を指導する。「私がかなえられなかった目標を達成できるような選手を育成したい」と力を込めた。
[時事通信社]
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