能登大雨1カ月で黙とう=犠牲者の冥福祈り―輪島市
能登半島北部の記録的大雨から1カ月を迎えた21日、大きな被害が出た石川県輪島市では、坂口茂市長や職員らが犠牲者の冥福を祈り黙とうをささげた。同市では今も300人以上が避難生活を余儀なくされており、市は被災者の生活支援などを急ぐ。
坂口市長は黙とう後、取材に応じ「10人が大切な命を失い、1人の行方がまだ分かっていない。(地震との)二重災害で心が折れそうだと思うが、必ず復旧・復興を成し遂げ、安心して暮らせる輪島市をつくっていく」と話した。
9月21日は、輪島市で観測史上最高の1時間雨量121ミリを記録。気象庁は同市と珠洲市、能登町に大雨特別警報を出した。
県によると18日時点で、土砂災害や河川の氾濫による死者は14人、行方不明者は1人で、1487戸の住宅が被害を受けた。
[時事通信社]
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