2024-10-19 20:10スポーツ

巨人、意地の先制点＝崖っぷちでしぶとく―プロ野球ＣＳ

　３連敗で後がなくなった巨人。試合ごとに打順を組み替えても攻撃は停滞し、復活の兆しが見えない。そんな窮地に立たされた王者が、先制点を奪って意地を見せた。
　四回。先頭の門脇が粘って四球で出塁すると、続く丸の中前打で三塁まで進んだ。４番の岡本和は二ゴロ併殺打に倒れたが、門脇はその間に余裕を持ってホームを踏んだ。
　最高の形とは言い難い。ただ、打線が一丸となり、１点をもぎ取りにいく野球は、阿部監督がリーグ戦序盤から選手に求めてきた戦い方だ。広島時代を含め５度のリーグ優勝の経験がある丸は、「一つ勝てば変わると思う。まずは一つ勝つこと」と諦めない姿勢を説いた。
　崖っぷちに立たされても、リーグ王者の意地を示す前に敗退するわけにはいかない。「誰が打つ、誰が打たないは関係なく、役割というのを果たしていかないといけない」と岡本和。最後の最後まで、しぶとく戦い抜く。
［時事通信社］

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