経済協力、関係改善で合意=英中外相が北京で会談
【北京時事】中国外務省は18日、王毅共産党政治局員兼外相が北京でラミー英外相と会談したと発表した。7月に就任したラミー氏の訪中は初めて。両国関係の改善を進め、経済・貿易面での協力強化を目指すことで合意した。
王氏は「英国との各分野における対話と協力メカニズムを全面的に復活させたい」と強調。ラミー氏は「英中は幅広い共通の利益を有しており、両国間に『鉄のカーテン』があってはならない」と応じた。
英中関係は近年、新疆ウイグル自治区や香港の人権問題などをきっかけに悪化した。ただ、昨年8月にはクレバリー外相(当時)が英外相としては5年ぶりに訪中しており、関係安定化へ向けた動きが続いている。今年7月の英総選挙で政権交代を果たした労働党のスターマー政権は、安全保障面での懸念に対応しつつ、経済や気候変動問題では中国との連携を進める方針だ。
[時事通信社]
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