イスラエル国防相、停戦交渉は「砲火の中で」=レバノン空爆で市長死亡
【カイロ時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦するイスラエルのガラント国防相は16日、ヒズボラとの「停戦交渉は砲火の中でのみ行われる」と述べ、交渉のために戦闘を停止する考えがないことを明言した。ロイター通信が報じた。
ガラント氏は「ヒズボラは大きな苦悩を抱えている」と指摘し、組織弱体化に成功しているとの認識を表明。ヒズボラの攻撃で避難を余儀なくされたイスラエル北部住民が安全に帰還できるまで、戦闘をやめないと強調した。
イスラエル軍は17日、レバノン南部ティールや東部ベカー高原の一部に避難勧告を出した。また、過去24時間に司令官を含む戦闘員45人以上を殺害し、ヒズボラのインフラ150カ所以上を破壊したと発表した。南部ナバティエでは16日、市庁舎への爆撃で市長を含む16人が死亡。ミカティ暫定首相は「避難民支援を話し合う市議会での会合を意図的に狙ったものだ」と非難した。
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