「COP停戦」呼び掛け=気候問題に集中―主催国アゼルバイジャン
来日したアゼルバイジャンのアミルバヨフ大統領特別任務代表は17日、同国で11月に開催する国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に合わせて、パレスチナ自治区ガザなど世界中の紛争停止を求める「COP停戦」を呼び掛けた。東京都内で時事通信のインタビューで語った。
アミルバヨフ氏は「五輪停戦に倣うもので、期間中は気候問題に集中し、武器を置くべきだ」と訴えた。石破茂首相の会議出席にも期待感を示した。
イスラエルとイランの間で緊張が高まっていることについては「さらなるエスカレーションを避けなければならない」と強調。「(アゼルバイジャンを含む)隣国に混乱が飛び火しないために緊張緩和が必要だ」と指摘した。
一方、アルメニアと平和条約を結ぶには、アルメニアの憲法から係争地だったナゴルノカラバフに関する記述を削除する必要があると主張した。昨年9月、アゼルバイジャンはナゴルノカラバフを巡る紛争に勝利し、アルメニアから奪還した。その後、平和条約締結に向けた交渉が続いている。
[時事通信社]
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