那須川、世界への道開く=ボクシング世界戦
那須川が世界への道を開く地域タイトルのベルトを手にした。決定打こそ与えられなかったものの、着実に有効打を重ね、3―0の判定勝ち。9回にはスリップ気味ながらダウンも奪った。勝利後、リング上でマイクを握ると、「来年、那須川天心対世界をぜひやりたい」と宣言。記者会見ではベルトを前に感慨に浸る様子はなく「すぐ返上して、次なる高みへ進みたい」と語った。
バンタム級の世界主要4団体王座は、那須川と同じキックボクシング出身でWBO王者の武居由樹や、WBC王者の中谷潤人ら日本選手が占める。13日に王座から陥落した井上拓真も同じ階級にいる。那須川は「全員とやりたい。ベルトが欲しいのではなく、強いからやる。拓真選手もベルトがあれどなかれど強い」。群雄割拠の王座争いに殴り込むつもりだ。
[時事通信社]
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