ネットコンサル、選挙カー=短期決戦で注文相次ぐ―「必勝だるま」も【24衆院選】
15日に火ぶたを切る衆院選は、首相就任から26日後の投開票で戦後最短の決戦となる。インターネットコンサルタント会社や選挙カーレンタル会社に候補予定者からの急な注文が相次ぎ、業者は対応に追われている。
近年の選挙では、ネットやSNSの活用に力を入れる候補者も多い。政治家向けのネットコンサルを手掛ける「IT政策調査研究所」(東京都新宿区)には、8月末から候補予定者からの問い合わせが増え始めた。
ただ、新規の依頼には対応できないという。行政書士で同社代表の戸川大冊さん(44)は「ウェブサイトやSNSアカウントは、フォロワーを増やすなど、立ち上げてから育てていく仕込み期間が必要」と説明。「今回のような短期決戦は、立候補を直前に決めた新人にとって不利だ」と話す。
選挙カーレンタル会社「グリーンオート」(神奈川県大井町)は、車に設置する看板の製作などを急ピッチで進める。社長の若狭侍郎さん(38)によると、石破茂首相が就任した1日には所有する全50台の予約が埋まった。だが、注文の電話は鳴りやまず、「断るしかない」という。休日返上で準備を急ぎ、「しっかり納車できるよう用意したい」と力を込めた。
一方、選挙に欠かせない「必勝だるま」を販売する「今井だるま本舗」(群馬県高崎市)の代表、今井勤さん(60)は「急に解散総選挙になる可能性があったので、事前に準備していた。納期は短いが問題ない」ときっぱり。9月初旬から作り始め、候補者の名前を書き入れるだけの状態にまで仕上げていたという。
[時事通信社]
最新ニュース
-
慶大の清原「野球の道」断念=東京六大学野球
-
途上国支援、年46兆円以上=気候対策で資金目標合意―成果文書採択し閉幕・COP29
-
1軍コーチ陣変更なし=プロ野球・広島
-
主な日本選手の成績(23日)=欧州サッカー
-
拍手するCOP29参加者ら
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕