2024-10-11 22:48スポーツ

大阪Ｂ、王者を圧倒＝船出の一戦、主役は西田―ＳＶリーグ

第２セット、スパイクを放つ大阪Ｂの西田（左）＝１１日、東京体育館

　白色を基調とした斬新なコートにボールが落ちるたび、大声援がこだました。民放が地上波で生中継し、６５１３人が駆け付けた強豪同士の歴史的一戦。大阪Ｂが王者サントリーを圧倒し、ＳＶリーグの船出を飾った。
　主役は西田だった。「世界一のオポジットになる」と強い意志を持つパリ五輪代表。「相手に的を絞らせないように」と強打をたたき込んだり、ブロックを巧みに利用したり。五輪で共闘した高橋藍のスパイクをブロックする場面もあった。両チーム最多２１得点の活躍にも「（セッター）永露選手とのコンビネーションはまだまだ」と満足はしていなかった。
　キューバ代表のロペスが必死につないだボールを米国代表のジェスキーが決めるシーンも。世界最高峰を目指す新リーグとなり、同時にプレーできる外国選手が増えた効果も出た。リベロの山本は「能力が高いので、非常に助かる」と絶賛した。
　日本バレーの歴史をひもとくオープニングムービーが流れた後、オーケストラの生演奏に合わせて両チームの選手が入場。演出面でも趣向を凝らし、盛り上げを促した。主将の山内は「この熱を冷まさないようにするのが自分たちの仕事」。日本代表の人気を国内リーグに波及させる第一歩にふさわしい熱戦だった。
［時事通信社］

サントリーに勝ち、喜ぶ大阪Ｂの西田＝１１日、東京体育館

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