浜岡原発の津波想定、大筋了承=25.2メートル、追加工事必要に―規制委
原子力規制委員会は11日、原発再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査で、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の最大津波高さを25.2メートルとする中部電の想定を大筋で了承した。設置済みの防潮堤の高さは22メートルのため、追加工事が必要となる見通し。
同日の審査会合で中部電は、南海トラフ巨大地震と原発の西約68キロ地点の遠州灘沖での海底地滑りが連続で起きた場合、敷地前面の津波が最大になると説明。規制委側は「妥当な検討がなされた」と評価した。
中部電は2014~15年、浜岡原発3、4号機の審査を申請。防潮堤は当初の高さ18メートルから4メートルかさ上げする工事を経て16年に完成した。
[時事通信社]
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