国連軍に発砲で抗議=「イスラエルは戦争犯罪の可能性」―イタリア
【パリ時事】イタリアのクロセット国防相は10日、レバノン南部の平和維持を担う国連レバノン暫定軍(UNIFIL)がイスラエル軍の発砲を受けたことを巡り、同国のガラント国防相に「容認できない」と抗議したことを明らかにした。イタリア軍はUNIFILの主力部隊の一つ。
クロセット氏は記者会見で「イスラエル軍により繰り返された敵対行為は戦争犯罪に該当する可能性がある」と指摘した。UNIFILは兵士2人が負傷したが、イタリア兵は無事だった。
UNIFILは1978年、イスラエルによるレバノン南部への侵攻・占領を受けて設立。公式サイトによると、派遣部隊は9月2日時点で約1万人で、うちイタリアが1000人強。
[時事通信社]
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