強烈トップスピン、赤土で威力=38歳ナダル、けがに苦しむ―男子テニス
クレーコートでの無類の強さで「赤土の王者」の異名を持つナダル。また一人、偉大な選手がコートを去る決断を下した。
四大大会で通算22度の優勝のうち、赤土の上で行われる全仏オープンを14度も制した。全仏での通算成績は112勝4敗。左腕から放つ強烈なフォアのトップスピンがナダルの代名詞だ。驚異的な脚力と運動量で、どんなボールにも食らい付いた闘志あふれるプレースタイルは観客を魅了した。
近年は相次ぐ故障に苦しみ続けた。2023年は股関節のけがが長引き、同年5月には24年限りでの引退も示唆。それでも戦いの場に戻り、全仏と同じ会場のローランギャロスで行われたパリ五輪でプレー。自国の後輩、カルロス・アルカラスとのダブルスで8強入りも遂げた。
男子テニス界の一時代を共に築いた「ビッグ3」のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)との名勝負を挙げれば切りがない。「彼らとは多くの時間を過ごした。生涯忘れることはないだろう」と語る。
世界中から愛された38歳のベテラン。引退を表明したSNSでは各国の言葉でファンに感謝をつづった。(時事)
[時事通信社]
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