イニエスタが引退表明＝元スペイン代表、神戸でプレー―サッカー
【バルセロナ時事】サッカーの元スペイン代表で、Ｊ１神戸でもプレーしたＭＦアンドレス・イニエスタ（４０）が８日、現役引退を表明した。バルセロナで行われたイベントに出席し、「小さな町出身の少年がサッカー選手になる夢を抱き、多くの努力と犠牲の末に達成した。この道のりをとても誇りに感じている」と涙ながらに語った。
名門バルセロナ（スペイン）で長年活躍し、欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）を４度制覇するなど数多くのタイトルを獲得。代表ではワールドカップ（Ｗ杯）に４大会連続で出場し、２０１０年南アフリカ大会決勝のオランダ戦で母国を初優勝に導く決勝ゴールを決めた。
１８年夏に移籍した神戸では、２０年元日にクラブ初タイトルとなる天皇杯獲得に貢献。２３年夏に退団し、昨季はアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のエミレーツ・クラブでプレーしていた。
幼少期からの歩みを振り返り、「代表チームの最高の時代にいたことを光栄に思う。バルサでの最高の時代も楽しかった」。神戸については「故郷のように感じた。日本はいつも心の中にある」と感謝を述べた。今後は指導者を目指す意向を示した。
◇イニエスタの略歴
アンドレス・イニエスタ １２歳でスペインの名門バルセロナの下部組織入り。０２年のトップチームデビュー後、国内リーグ９度、欧州チャンピオンズリーグ４度など多くのタイトル獲得に貢献。１８年夏に神戸に加入し、２０年元日に天皇杯優勝。昨年夏に退団し、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のエミレーツ・クラブに移籍。スペイン代表でワールドカップ（Ｗ杯）に４度出場し、１０年南アフリカ大会初優勝に導いた。１７２センチ、６８キロ。４０歳。スペインのフエンテアルビリャ出身。
[時事通信社]
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