立民、企業献金・政活費を禁止=物価目標「0%超」―衆院選公約
立憲民主党は7日、次期衆院選の公約を発表した。自民党派閥の裏金事件を踏まえ、政治の信頼回復を最優先課題と位置付け、企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止など、政治資金規正法の再改正を打ち出した。
公約は「政権交代こそ、最大の政治改革」と題し、政治改革など7本柱で構成。国会議員の世襲を制限するため、親族間で政治資金の引き継ぎを禁じる措置などを提起した。
過去の国政選挙で主張した消費税減税は盛り込まず、給付と減税を組み合わせる「給付付き税額控除」導入を明記。日銀の物価安定目標を現在の「2%」から「0%超」に変更するなど金融政策の転換を強調した。
「分厚い中間層の復活」に向け、最低賃金を1500円以上に引き上げるとした。「労働基本法」(仮称)を制定して「期間の定めがない直接雇用」を基本原則とする方針を盛り込んだ。
防衛費増額のための増税を否定。日米地位協定を見直すため、米国に「再交渉を求める」と記した。
原発の新増設や、地元合意がないままの再稼働を「認めない」としたものの、党綱領で定める「原発ゼロ」には触れなかった。
野田佳彦代表は7日の記者会見で「政権交代を実現しないと政治を正すことはできない。この約束で選挙に臨みたい」と述べた。
◇立民公約のポイント
一、企業・団体献金を禁止
一、政策活動費を廃止
一、国会議員の世襲制限
一、消費税の「給付付き税額控除」導入
一、物価安定目標「0%超」
一、最低賃金1500円以上
一、防衛増税を否定
[時事通信社]
最新ニュース
-
ゲーツ氏、司法長官の指名辞退=未成年買春疑惑で承認見通せず―後継候補にボンディ氏・米
-
長島補佐官、米副長官と会談
-
米SEC委員長、退任表明=トランプ氏が「解任」宣言
-
長谷川、藤野はフル出場=サッカー女子欧州CL
-
畑岡、前半5バーディー=米女子ゴルフ
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕