景気動向指数、3.7ポイント低下=2カ月ぶり悪化、台風影響―8月
内閣府が7日発表した8月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比3.7ポイント低い113.5となった。2カ月ぶりの悪化。台風10号の影響で自動車工場が稼働停止したことなどが主因。基調判断は「下げ止まりを示している」に据え置いた。
8月は自動車や、エンジンといった部品の生産・出荷が滞り、生産や耐久消費財の出荷に関する指標が下落した。機械設備などへの投資の動きを示す投資財出荷指数も「前月にレーダーの大型案件があった反動」(内閣府)で低下した。商業販売額は、夏物衣料などが好調だった小売業がプラスとなったが、卸売業はマイナス。速報段階で反映させた8系列の経済指標のうち7系列がマイナスに寄与した。
[時事通信社]
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