2024-10-01 22:10

前田悠、苦いデビュー=ドラ1新人にプロの洗礼―プロ野球・ソフトバンク

 ほろ苦いデビュー戦となった。ソフトバンクのドラフト1位新人、前田悠が初登板、初先発で3回6失点。力試しのマウンドで、プロの洗礼を浴びた。
 立ち上がりは3人で抑えたものの、二回に5安打を許し4失点。三回は武器のチェンジアップをセデーニョに捉えられ、2ランを浴びた。「2軍では打ち取れていたコースでも、1軍の打者には打たれてしまったし、追い込んだ後もうまく対応された」と悔やんだ。
 大阪桐蔭高で甲子園を沸かせた世代屈指の左腕。ウエスタン・リーグで好成績を残し、目標だった1軍登板を1年目で勝ち取った。キャンプから手厚い指導をしてきた倉野投手コーチは「練習の姿勢、意識も高い。投球術があり、打者との押し引きができる点は同年代の投手とは桁違い」と評価する。
 味方打線が逆転して黒星は免れたものの、1軍の壁は高かった。小久保監督は「通用していなかった。人生初の挫折と言っていいかもしれない」ときっぱり。前田悠は「次は良い投球ができるように」。19歳はめげずに成長を誓った。
[時事通信社]

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