佳子夫人「どんな意見も寄せて」=石破首相しのぐ地元人気
石破茂首相の妻として日本のファーストレディーとなった佳子夫人(68)。地元・鳥取県では首相をしのぐ人気と言われ、首相は著書で「選挙で候補がいない時、彼女を出したらどうかとの話が必ず出る。『先生より票は取れる』と」とつづる。
首相とは慶応大の同級生。ドイツ語のクラスが同じだった首相が一目ぼれし、卒業間近に告白した。このときは首相があえなく撃沈したが、夫人が首相の父二朗氏の死去に際して弔電を送ったことから交流が再開。1983年に結婚し、2女をもうけた。
自民党総裁選の当日は、鳥取市内で支援者と共に投開票の模様をテレビで固唾をのんで見守った。決選投票の末に逆転で総裁の座を射止めると、目を見開いて驚き、支援者と涙ながらに抱擁を交わした。
「石破の目線ではこれからものが見えなくなるかもしれない。褒めるばかりでなく、どんな意見でも寄せてほしい」。公務に追われる首相の目となり耳となる覚悟だ。
[時事通信社]
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