林官房長官、拉致未解決「痛恨の極み」=各閣僚、最後の会見
岸田内閣の閣僚は1日、それぞれ最後の記者会見に臨んだ。林芳正官房長官は、北朝鮮による日本人拉致問題について「一人の被害者の帰国も実現していないことは痛恨の極みで誠に申し訳ない」と陳謝した。
鈴木俊一財務相は、デフレ脱却の道のりに関し、「少なくとも半分以上は登り切ってきたのではないか」と指摘。盛山正仁文部科学相は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題に触れ、「解散命令請求の結論を速やかに裁判所に出してほしい」と求めた。
坂本哲志農林水産相は、中国による日本産水産物の禁輸措置緩和について「一定程度明かりが見えてきた。新政権の下、扉が開くように努力する」と強調。伊藤信太郎環境相は、水俣病の被害者救済に向け、「今後は一議員として向き合い、力の限り努力したい」と述べた。
一方、自民党総裁選で敗れた高市早苗経済安全保障担当相は「一議員としてしっかりと党内で発言する」と宣言した。
[時事通信社]
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