副大統領候補が直接対決へ=ウォルズ、バンス氏が討論会―米大統領選
【ニューヨーク時事】11月5日の米大統領選を控え、民主党のウォルズ・ミネソタ州知事、共和党のバンス上院議員の両副大統領候補によるテレビ討論会が10月1日夜(日本時間2日午前)、ニューヨークで開かれる。既に一部の州で期日前投票が始まる中、論戦の結果は大統領選の行方に影響を与える可能性がある。
民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領による大統領候補討論会は9月10日に行われたきりで、次回以降のめどは立っていない。このため、今回の討論会が両陣営による最後の直接対決となりそうだ。
ウォルズ、バンス両氏はともに中西部を地盤とする白人男性。しかし、ウォルズ氏が素朴で実直な人柄を武器にする一方、バンス氏は過激な主張で注目を集めるなど、対照的な性格で知られる。
選挙サイト「ファイブサーティーエイト」がまとめた各種世論調査結果の平均によると、支持率から不支持率を差し引いた「純支持率」は、9月27日時点でウォルズ氏のプラス3.7に対し、バンス氏はマイナス11に沈んでいる。討論会では、不人気のバンス氏が挽回できるかが焦点となりそうだ。
討論会はCBSテレビが主催する。会場は放送センターで、観客は不在。討論時間は90分間で、2回の休憩を挟む。議題は両陣営にも事前に示されないが、経済や移民、人工妊娠中絶、外交などが主な争点となるとみられる。
CNNテレビによると、バンス氏は討論会を前に「トランプ氏の成功とハリス氏の失敗について、簡潔かつ直接的に米国民に訴える」と強調。一方、ウォルズ氏は「彼(バンス氏)は(名門の)エール大法科大学院出身だ。十分に準備してくるだろう」と身構えている。
[時事通信社]
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